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70代男性。いつも杖を握っている右手の、薬指付け根が痛む。夜、寝ているときにも痛みがあり、整形外科に通院中。
薬指付け根の関節(中手指節関節〜ちゅうしゅしせつかんせつ〜)に、ちょうど杖の握りがあたり、そこで体重を支えるため、長年の間にダメージが蓄積されてしまった様子。
触らせていただくと、左手の同じ関節に比べてわずかに大きくなり、硬く強ばっています。
今回のように関節を痛めた場合、均整では、その関節と隣り合っている関節がどうなっているかを観て、そちらを整えていくこともあります。
例えば肘でいうなら、肘と隣り合う関節というのは、肩と手首。
肘そのものには医学的に異常がないのに痛みや違和感がある、あるいは病院での治療が長引いている場合、肩か手首の関節との連動を整えていくのもひとつの方法です。
この方の場合、薬指付け根の関節の隣にあたる、指先から数えて二番目の関節(近位指節間関節〜きんいしせつかんかんせつ〜)が、長年杖を握り込む動作を続けることにより、伸びにくくなっていました。
こちらを調整して、伸びる範囲が大きくなるにつれ、薬指付け根の関節の硬い強ばりは、直接何もしなくてもほどけていきました。夜も快適に眠れるそうです。
視点を痛い箇所だけではなく、その周囲、そして全身とのつながりにまで広げてみることも、ぜひ考えてみて下さい。
※隣り合う関節のみならず、肘と肝臓、手首と骨盤(子宮・卵巣)など、位置的に水平に隣り合う部分なども、お互いに影響を受け合います。肘を整えることで肝臓が、手首を整えることで子宮・卵巣が整ってくるような場合も多いのです。
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(2007年9月14日)
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